build 2016 の個人的に注目した動画まとめ2 ~ Azure Tools, App Studio

Microsoftによる開発者向けのイベントbuild 2016に関連する公開動画から、個人的に気になったものをピックアップしてご紹介している投稿の2回目です。

先に、ある程度この先にどのくらいの数の動画を見たいのか、タイトルだけで選んでみたところ・・・非常に数が多かったです。粛々と進めていきたいと思います。

Azure Tools for Visual Studio (Azure SDK for .NET 2.9)

https://channel9.msdn.com/Events/Build/2016/P432

この動画では2016年3月にリリースされたAzureのためのツール群に関する更新情報が紹介されています。数ある更新情報の中からVisual Studio(以下、VS)を使ってのデモ、あとMacOSXを使ってのStorage Explorerのデモを見られます。

AzureではAzure Resouce Managerという機能があり、JSONによるテンプレートを作成することで、ポータルを操作せず構成を組むことができます。このテンプレートですがJSONとはいえ、一から作るのはなかなかしんどいです。そこで、VSを使って開発してみようという感じです。この辺りはツールを作ってきた会社ならでは。

1つめデモ冒頭では、VMScaleSetという同一内容のVMを複数台作成できる機能がGAしたのに合わせて、この機能のためのテンプレート作成が紹介されています。テンプレートの種類を選び、JSONを生成してくれる機能を使ってテンプレートを作成するという感じ。なお、Windows以外のOSではVS codeを使うとインテリセンスが使えるから便利だよとのこと。

次に、Cloud ServicesのWebRoleを作るところでVisual Studio Application Insightsという稼働環境のログから状況の可視化を行ってくれるサービスの設定とどのように可視化されるかが紹介されています。この中で、Service Profilerというサービスも紹介されていました。.NETで開発をしている場合は、アプリケーションの様子を監視してくれてパフォーマンスに影響が出ている個所を特定してくれるようです。New Relicみたいな感じのMS版ですかね。

Strage ExplorerのデモではMacOSXを使って、Azure Storageで提供されているキューに関する操作を見せてくれました。

これらのツールは http://aka.ms/azuretools にて紹介されており、ダウンロードも可能です。ちらっと覗いてみたら、Docker Toolsとかいうのもありました。。。おお、DockerfileやComposeを書くときにVS codeでインテリセンスでサポートしてくれるツールだ!

https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=PeterJausovec.vscode-docker

Easily and Quickly Create Apps for Small Business Clients Using Windows App Studio

https://channel9.msdn.com/Events/Build/2016/P438

前回の投稿では5分でWindows10のアプリが作れるよ!というデモでしたが、今回はもうちょっと手の込んだアプリの作り方が紹介されています。動画では1本のアプリを実際にその場で作り、動作の確認をするところまで見せてくれています。

Windows10 用のアプリテンプレートを選び、アプリの名前を入力。アプリのロゴを設定し、アプリケーションのテーマを選びます。画面には実機風の画像が出ているため、どのような仕上がりになるかを確認することができます。

次にアプリの中身の作成。一つ目はwordpress.comで運営しているというブログ。こちらはWordPress専用の機能がありURLを設定するだけです。これ以外にもYouTube,Flickr,Facebook,Instagram,Twitterが選べますので、すぐにSNSの公式アカウントの様子が見られるというコンテンツが組み込めます。

インターネットから取得しアプリに表示する以外の機能として、ここではCollectionが紹介されています。これ便利です。

Collectionは簡単な表を表示してくれる機能です。機能の設定画面を開くと画面の名前の入力後にデータの初期設定を行います。各列の名前とデータの型を設定します。ここでDynamic Resourcesというモードを選ぶのがポイント。App Studioにデータ入力の画面が生成され、直接データをApp Studioに登録できます。デモではカフェのアプリなのでメニューと設定し、名前や価格カテゴリー、簡単な説明などの列を作っていました。画像も登録できるようです。さらに、各データの表示も一覧表示と選択されたアイテムの詳細というように表示させることも設定できます。

事前に作られたプロジェクトを読み込んで、こんなのも設定してみてねと解説があります。メニュー以外に写真のライブラリーというコンテンツなどもCollectionで作ったようです。さらに、外部ページを表示するリンク、メールアプリへの連携、地図の表示といったカフェのアプリとしては定番な機能が紹介されます。

機能の作成が終わったらアプリがどのように動くのかをその場で確認し、アプリの生成を実施します。2分ほど待つとアプリが完成するようです。ソースコードのダウンロードが行えるので、ここまでで一気に最低限の部分を作り個別に高度な機能を追加していくこともできそうです。(その場合は、別途開発環境の整備がいるでしょう) App Studioの機能の範囲でアプリを作れば特に別の開発は必要なし。インストールパッケージが生成されたら、あとは手元の環境で実際に動かせます。

動作確認で面白いのは、作成した機能のCollectionにApp Studio上でデータの追加を行うと実機のほうのアプリのデータもちゃんと更新されているところ。ようは裏でデータの取得を行っているのですね。これはとても良いですね。アプリを実際に配布した場合でもApp Studioさえあれば自分でデータのメンテナンスを行えることを意味します。

ということで、すでにWeb上でのコンテンツをお持ちで手軽に独自アプリを作ってみたい人にはApp Studioは強力なサービスですね。Windows10のアプリなので、PCからでも使えますから、これはハンズオンセミナーとかすぐに出来そうなので良いネタですね。

Peterさんの動画はこれで2本目ですが、彼の英語はとても聞き取りやすいので助かります。

Cross-Platform Mobile Development 1: Xamarin

https://channel9.msdn.com/Events/Build/2016/L703-R1

こちらはまだ動画が公開されていませんでしたw

その代わりにGithub上でbuild2016に関連するソースコード置き場へのリンクがありました。( https://github.com/microsoft-Build-2016/ )

会場では「Code Labs」という自分で学習するコーナーがあったのですかね?12種類のテーマで、マニュアルとソースコードがあります。目を引いたのは、AzureのMobile向け機能とUnityを組み合わせゲームを作ろうという教材。UnityのTank GameというサンプルとAzureのMobile Appというモバイルアプリのバックエンドを用意する機能でゲームのスコアをAzure上に保持する部分を作ってアプリに連携させるのが勉強できます。12の教材はマニュアル部分を読むだけでも非常に勉強になるので、ざざっと目を通しておくと色々なテクニックの雰囲気を味わえるのでお勧めです。

まとめ

ということで、以上2回目の紹介で3本のリンクを紹介しました。これで6本完了。今回は1本が動画無しで2016年4月に公開されるようなので、そちらは楽しみにしておきましょう。

Azure Toolsのページは是非チェックしてみてください。Azureお使いの方には便利なツールがいっぱいあります。WindowsだけではなくMacでも使えるツールが紹介されていますよ。また、App Studioはいいですね~。Windows10の激安タブレットを用意したら、自分で作ってタブレットで動作確認とかできます。App Studioは無料で利用できますので、十二分にアプリ開発を楽しめます。たぶん、アプリをWindows Storeに公開するとなるとライセンスとか必要になるパターンでしょうかね。(有償アプリを公開したかったら開発者ライセンス買ってね!パターンかも)

Windows StoreはWindows10をご利用の方にはすぐに使ってもらえる機能ですので、お店やブランドの公式アプリとか作ってもらって、うまくアピールに繋げてもらえるとビジネスにも貢献できるので素敵です。そうやってどんどん盛り上がるとよいスパイラルが出来上がりますね。