build 2016 の個人的に注目した動画まとめ1 ~ Azure Batch, App Studio, AD B2C

Microsoftによる開発者向けのイベントbuild 2016が米国で3/30から4/1まで行われ、非常に多くのニュースが連日飛び込んでくる3日間であった。

これから数回に渡りChannel9に公開されているbuildの関連動画から、個人的に気になったものをピックアップしていこうと思う。

まずご紹介しておくべき、動画の総本山はこちら。 https://channel9.msdn.com/Events/Build/2016

動画は1ページ10本で、ページ数が51まである。つまり500本以上。とてもじゃないが、すべて見るのは厳しい数だ。

個人的には動画をなるべく見て勉強しなければいけないので、連載的に3本ずつ気になって見たものを紹介していこうと思う。タイトルにはその時のトピックスを入れるようにするので、ページ右上にあるサブスクライブのリンクから当ブログをRSS経由でチェックしてもらえると嬉しいです。

Large-Scale Compute with Azure Batch

https://channel9.msdn.com/Events/Build/2016/P411

Azure Batchに関するセッション。いわゆるAzure Batchの基本について解説している動画になる。

Azure Batchは先日LinuxがPreviewで公開されている。(https://azure.microsoft.com/ja-jp/blog/announcing-support-of-linux-vm-on-azure-batch-service/)

Azure Batchが提供してくれる機能はVMへのタスク配布などになる。つまり、PythonやNode.jsのSDKを使い、どのようにタスクを振るかを作成する。実行可能な状態のものをタスクと呼んでいる。つまり、LinuxのVMで直接実行できる状態のファイルと処理対象となるデータやファイルを準備すると、指定の台数に割り振って処理を実行してくれるというもの。

百聞は一見にしかずなので、次のGithubで公開されているサンプルを読むことをお勧めする。(https://github.com/Azure/azure-batch-samples/blob/master/Python/Batch/sample1_helloworld.py)

このサンプルの中にはDocker Swarmを使ったものがある。非常に興味深いサンプルだ。コンテナにバッチ処理をする内容を入れておき、Azure Batchで実行基盤の構築を行い、Swarmを使って各ノードをまとめる。コンテナにはバッチ処理したい内容がセットアップされており、Swarmから各ノードにコンテナを配布して処理をさせるという流れ。コンテナが配布先でも同じ動きをしてくれることから、スケールを求めるジョブ開発に非常に有効な手段となりそうだ。個人的にはWindowsで言うところの「exe」ファイルをGo言語を用いるとコンパクトに作れるため、Azure Batchとの相性が良いのではないかと考えている。Azure BatchのLinux対応が発表されたので、ついに試す時が来たという気分だ。

動画ではWindows環境を用いて処理が分散され、個別に作業が走っているのを確かめられるデモが見られるので非常に面白い。また、Linuxでのデモもあるので是非ご覧いただきたい。全体で40分ではあるが、さっとサービスの全体像をつかみたい方にはお勧めの動画だ。

Bring a Web App to Windows in Under 5 Minutes with Windows App Studio

https://channel9.msdn.com/Events/Build/2016/P417

Windows App Studioを使ってWebアプリケーションからアプリを作ってしまおうという短い動画。

Windows App Studioはこちら。(http://appstudio.windows.com/ja-jp)

既にネットに公開されているサイトやSaaSをWindows 10のネイティブアプリの中で呼び出すアプリが作れるというもの。おお、これ楽しいw

私は早速Simplenoteのアプリを作ってみた。

やった!これでいちいちブラウザを開かなくていい!!・・・と思ったら、ネイティブアプリが出てるじゃないですか!

ということで、あっという間にアプリが作れる。どうやら公開もできるようなので、SaaSベンダー各位はこいつを使ってWindows10のアプリとして公開してみてはいかがだろうか。

Business-to-Consumer Identity Management with Azure Active Directory B2C

https://channel9.msdn.com/Events/Build/2016/P423

Azure Active Directory B2Cに関するお話で時間は13分。

AD B2CはWebアプリケーションでの認証処理をADで受け持ってくれるサービスだ。ほかの認証プロバイダー(例:facebook)などとの連携も行えるし、多要素認証を自分のアプリケーションで実現することもできる。

アプリケーションは認証ページをAD B2Cにお任せし、認証後にアカウントに関する情報を受け取ることでアプリケーション内にアカウントを情報を保持せずサービスすることが可能となる。パスワードであったり、再発行であったり色々とアカウント管理は面倒なのでこういったサービスをうまく使ってアプリケーションそのものの開発に集中してほしい・・・というのがメッセージだ。どのような感じでAzure上で設定するのかもデモしてくれているので、気になる方はここから確認すると良いだろう。