ASUS E200HAをLinux機にする

AsusのE200HAを買いました。これを持ち運びできるLinuxマシンとして使いたいと思っております。

Windowsでもいいじゃん。Macで良くね?
ええ、そうですね。そう思います。

このマシンの最大の特徴は、重量は1kgを下回り、バッテリーは12時間という点です。お外で使うには最強の仕様です。キャー電池が赤くなった!といっても、まだ2時間使えるとか意味不明です。

一方、メモリは2GBでeMMC32GBと非力な一面も持っております。安いからといって飛びつくと後々切ない思いをしそうです。正直なところ、普通に使いたいのであれば、もう+2~3万円で買えるメモリ4GBでSSD64GBのラインがお勧めです。

E200HAはEeeBook X205TAの後継機になるのですが、CPUのコア数が増えていてUEFIが64bit版であることからLinuxのインストールが楽に行えます。(X205TAは32bitのUEFIなので、インストールメディアを作るときにちょっと作業が必要)

インストール作業の大半の部分はX205TAの記事が参考になります。そして、困るポイントも全く同じです。熟読をお勧めします。

インストール完了までのTips

  1. 事前にUSBメモリ2本、Bluetoothのマウスとキーボード、USBに挿すタイプのWiFiを準備する。
  2. USBメモリ1(8GB以上)にインストールメディアを作成する。この時、X205TAへのインストール時に必須だった32bit UEFIのための作業は不要です。
  3. USBメモリ1で起動させるときは、BIOSの設定にある"Secure Boot Control"を"Disabled"にすること。この状態でWindowsを起動させようとするとBitlockerで阻まれるため注意すること。
  4. インストールパーティションはWindows部分を削除し、それ以外のパーティションは消さないようにした。UEFIと回復イメージのパーティションがあれば、Windows回復環境にて元に戻しやすいため。
  5. Windowsを消す前にUSBメモリ2(16GB以上)へ回復イメージを作っておくと4がダメでも復活できる。
  6. インストール直後は内蔵のWiFiが使えないので0で準備しておいたUSBタイプのWiFiで難を逃れるようにすること。

比較的トラブルもなく16.04-LTSがインストールできました。

実際に使うには2つ問題を乗り越える必要があります。

  1. 内蔵無線LANを使えるようにする
  2. キーボードの使えないキーをどうにかする

無線LANを使えるようにする

以下のコマンドで利用可能になりました。

$ git clone https://github.com/kvalo/ath10k-firmware.git  
$ cd ath10k-firmware/QCA9377/hw1.0  
$ sudo cp board.bin  /lib/firmware/ath10k/QCA9377/hw1.0  
$ sudo cp firmware-5.bin_WLAN.TF.1.0-00267-1   /lib/firmware/ath10k/QCA9377/hw1.0/firmware-5.bin  
$ sudo modprobe -r ath10k_pci  
$ sudo modprobe ath10k_pci  

なお、上記の解決策を発見した場所はこちら

Thread: QCA9377 and ath10k on Ubuntu 15.04 (Apparently now it's supported)

Thread: QCA9377 and no wireless network adapter Ubuntu 15.04

投稿を読むとなぜこの作業が必要かなどが書かれているので、気になる方はご覧ください。

キーボードを何とかする

日本語キーボードとして認識させると困ったことに2つほどキーが使えないことに気が付きます。(BS横の¥キーと右Shift横のバックスラッシュ) これはかなり致命傷。筆者はいろいろ試した結果として、普段から英語配列も使っている人間であることから、設定を英語配列にして使うことにしました。もし日本語配列で使いたい場合は使えない2キーのアサインを他のキーに割り振ることで回避するのが良いと思います。

X205TAにLinuxをブートした時のキーバインド設定(xmodmap)

なお、この問題はASUSの日本語配列キーボードの宿命のようで、なんともしがたいところ。英語配列を最初から買うのが良いと思います。

おまけですが、CtrlキーとCaps lockの入れ替えは以下のコマンドを実行することで可能です。コマンド実行後は一度ログアウトすると反映されます。

$ dconf reset /org/gnome/settings-daemon/plugins/keyboard/active

$ dconf write /org/gnome/desktop/input-sources/xkb-options "['ctrl:swapcaps']"

解決していない課題

いくつかはさんざん調べたが、いまだに解決しておりません。

  • 音が出ない
    仕事で使うPCになので、今のところ困っていない
  • たまにキーボードやタッチパッドがハングアップする
    こちらは起きたら再起動してやりすごしています。
    BTはおかしくならないのでBTマウスを繋いでおけば、最悪の事態でも再起動させられます
  • サスペンドすると帰ってこない
    どうやらカーネルパニックを起こしているようです。
    電源の設定を変更し、サスペンドさせないようにしました。
  • タッチパッドでマルチタッチが使えない
    とりあえず、しばらくは我慢します。耐えられない時はBTマウス。

本当につらくなってきたら、また調査してみたいと思いますが、ひとまずここまでで普通に使えるマシンと言えるレベルかなと思います。